他人に助けを求めても、優しい言葉はかけてもらえるけれど、それに涙したりはするけれど、救われることはないのかもしれないと思ったら、じゃあ自分がしっかりするしかないのかしらんと思って、これは私にとってある意味成長なのかもしれない、ただ、強い人…

少なくとも母親よりは信頼していた祖父が何気なく呟いた言葉に途方に暮れた。 結局私は望まれない子供で望まれない育ち方をしたのか。 居場所なんてどこにもない。

するすると魔法がとけていくようだよ。 靄のかかったほろほろの満月も近づく梅雨の気配も優しいメールもわたしを引き上げてくれない。 小説の中の少女は水銀を飲んで死んでしまった。 風が気持ちいいねって伝えたい。 誰に。

どうしていつもこうなるんだろう。 まるで言葉の通じない人と話しているみたいで、私はたまらなくなるよ。 執着から解放されることが必要かもしれないよと優しく言った先生の言葉をわたしは心の中で否定していたけれど、もしかしたら本当にそうなのかもしれ…

寝れない寝れない寝れない。 寝れないのは君の所為。性。SAY。なんつって。ははは。 東京から遠く離れた街で考えます。 もっと必要としてほしかったのになあ、わたしだけを、さ、なんて、そんなの我が儘だし、嫉妬なんて非生産的だ、口にしたら君をも嫌な気…

ミルクティーに蜂蜜を溶かして、あの子の睫毛がつくる影にも似た星座を見ながら、夜空へと煙を溶かす。 誰もわたしを思い出さない夜に、誰かと手を繋ぎたいと思った。 最近はまた夜が嫌いだけど、相変わらず朝も嫌いで、一日のどこに逃げ込む隙間があるのか…

もう許されたいと思った矢先に、昔の日記帖が出てきて、過去の思い出に縛られた。 現実の君は、もうきっとわたしなんかをとうに忘れ去ってしまっているだろうに、思い出の中の君は、いつまでもわたしを引き止めるね。 「そんなずるいこと、しないで」 呟いて…

どうしていつまでも黒い影がつきまとうんだ、わたしにも、あの男にも。 悪い思い出はもうたくさんあるのに、どうして終わらないの。 地獄のような場面を何度も目にして、世界に背を向けて殻に閉じ籠もって、はなればなれになって、もう十分じゃないか、神様…

バイトにはまた遅刻だけどやわらかな日差しが世界に溢れてるのを小田急線の汚い窓を通して見ていたらどうでもよくなったし鎌倉あたりに逃げ出したくなった。 駅のポスターに書かれた「ロマンスカー」という文字を見遣って、ロマンスカーはただ「ロマンスカー…

過去は美化されるものでだから戻りたいなんて思いは偽りのものなんだ。 別れた後のあのいくつかの夢のような日々は、あの人を嫌いにならないために与えられたものだったんだ、と思おう。 今なら思える。 だってあのまま終わることは、一緒にいた2年という月…

私はありふれた不幸を振りかざして他人様の気を引きたいだけで同情されたいだけで優しくしてもらいたいだけで、それを盾にして傷つけられないようにしているだけなんです。 「もう誰とも付き合ったりしたくないなあ、淋しいから愛して愛されたいけど、付き合…

恋人をつくると私は自己嫌悪と不安と疑心と依存の海で溺れてしまう。 だけど変わることができないと分かっているから希望も絶望も抱けなくて、ただ諦めて過去の思い出に永遠を見出したような気になることしかできない。 わたしは一生あのままなのだろうかと…

進まなくちゃと思うのに懲りずに会いに行って、振り払わなくちゃと思うのにむしろその手を望んでいて、私たちは東京のすみっこで何をしてるんだろうねえ。 こんなことをしても、何も生み出せないというのに。 困った顔なんて見たくないから「なんちゃって」…

あおいゆうもながさくもがっきーもくさかりまゆうもみやざきあおいもあいりちゃんもてぃなもしのはらともえもうすたあさみもゆーもふかつえりもかわいいけど、わたしはあんどうゆうこになりたい あの端正な顔立ちと独特な声、そして言葉を紡ぎ出すあの感性を…

現実を突き付けられた気がする。 ジェットコースターが落ちる前のような浮遊感が治まらなくて。 いつもの悪い癖。指先に力が余るような。 虚無感が押し寄せてきて涙も出ない。 伸ばしかけの髪すらも鬱陶しく感じる。 好きなはずのカフェラテすらも不味く感じ…

判らなく、なった。 自分と似すぎた主人公の小説を読んでいたら、彼女の思案することが、彼女に掛けられる言葉が、まるで耳元で小声で怒鳴られているようで、肌に爪を突き立てないと泣き出してしまいそうになった。 私はまだまだあの場所にいて、多分きっと…

忘れちゃいけないこと。 「浮かれないこと」

そんなにうまくいきっこないって分かってたけど、現実を目の当たりにすると流石に眩暈がする。 なんだか、疲れちゃった。疲れちゃったよ。 頼っちゃいけないと分かっているのに、泣きつきたくなるよ。 困らせたくないのに、困らせる言葉ばかり浮かんでくるよ…

わたしのことをかわいいと言うあの人も、妹にしたいと言うあの人も、撫ぜたいと言うあの人も、守りたいと言うあの人も、特別だと言うあの子も、憧れだと言うあの子も、みんなみんな、わたしを買い被っているだけだ。 真っ黒なわたしの吐き出す白い息は、寒さ…

もう、随分、経ったなあ。 わたしは、ずっと、越えられないのかな。 ただ、後悔しかない時には、どうすればいい? どうしたら求めないで済む? 記憶に蝕まれていつも探してしまう、思い出してしまう。 5月に戻りたい。

いつから、わたしより、男の子を求めるようになってしまったのかなあ。 それは当たり前のことかもしれないけど、わたし達は違うはずだったのになあ、違うと思ってたのになあ。 いつも、置いて行かれるのは、わたしだよ。 いつも。 いかないで。

この1年が、欲を言うならこの8年が、全部悪い夢だったらいいのに。 何が大事か、何をすべきか、全部分かったうえで過去に戻りたい。 守るものは守って、捨てるものは捨てて、伝えることは伝えて、そうしたら今頃幸せだったかなあ、なんて考えるわたしを、…

雨の予感。 桂酒ジンジャー。 「相手してね」。 吐き出したアークロイヤルの煙。 ロクシタンのハンドクリーム。 「フラッシュバックです」。 おごってもらったチョコミントアイス。 デジカメのフラッシュの閃光。 ラーメンのお誘い。 白と黄色の錠剤。 ポケ…

うまくいかない。 意識してしまって、滑らかに接することができない。 似た者同士のわたしたちは、平行でしかいられないんだろうか。

わたしは自分で自分を救う方法をそれしか知らなくって、 いつも馬鹿みたいにそこに逃避してしまう。 翌朝には、とてつもない自己嫌悪に襲われるというのに。 疲れた。 必ず明日がやってくることが、辛くなったのはいつからだろう。 あと何年生きるのだろう。…

「積もり積もった光みたいに 綺麗なものを想像しないで たまりにたまる 煙草の灰みたいなんだから」

「君は他の人でも平気かもしれないけど、あいつは君じゃないとだめだよ」 だなんて、軽々しく言って、惑わせないで。 だけど今日のあの人のメールは、なんでだか先日とは打って変わってとても優しくって、わたしはどうしていいか判らなくなる。 たぶんわたし…

あの夜、もう足枷にはなりたくないからふたりで会うのはやめるって決めたけど、約束の日にはやっぱり会ってもらおう。 最後にふたりで行きたいところがある。 最初のデートで見に行った写真家の展示をもう一度ふたりで見て、小さなおまじないをもらって、そ…

邪魔しない代わりにそばにおいてもらおうと思ってたのに。 邪魔しない代わりに妹みたいにかわいがってもらおうと思ってたのに。 私は充分邪魔者だ。どうしてこうなることを予想できなかったのだろう。 邪魔した。夢を、壊した。 始める前に、終わりを感じさ…

誰かといると大丈夫で、それが大切な友達だったりすると笑えて、でも独りになった、その途端。 こんなの誰にとっても当たり前のことなのだけれど、わたしは苦しい苦しいで、でも余計な選民意識みたいなものは客観的に見苦しいから抱きたくない。 帰りの電車…