誰かといると大丈夫で、それが大切な友達だったりすると笑えて、でも独りになった、その途端。
こんなの誰にとっても当たり前のことなのだけれど、わたしは苦しい苦しいで、でも余計な選民意識みたいなものは客観的に見苦しいから抱きたくない。
帰りの電車の中で、遠くの団地の完璧に整列した光を見ていたら、胃液が何度もこみ上げてきたので、からっぽにした。
頼れないって、つらいなあと、独りひっそり笑うけど、それは頼られた方の気持ちとどちらが重たいんだろう。
そんなことを考えていると、もう感情を外に垂れ流すことは絶対的な悪のような気さえしてきて、感情を抱え込んで自分の中できれいにすこしづつ消化していく方法はないものだろうかと思う。
「守って」なんて、言えない。