2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

冬の到来を、寒いという感情の美しさを、こんなにも喜んだ秋がかつてあっただろうか。 独りきりだというのになんだかわくわくしてしまって、今日も体を丸くしながら夜風に包まれて一日の終わりを迎える。

例えその手段が利用でもいいから、ぼろっきれみたいなわたしを必要としてくれる人がいたら、わたしはそのひとを護り抜くためにがんばれるのになあ

うそつき。 わたしに消える勇気があればいいのに。

雨の日にいつもよりしっかりお化粧をすると、わたしは世界に打ち勝てるような気がする。

見つけ出してくれて一緒にいてくれて死ぬなって言ってくれて笑わせてくれて大丈夫になるまでそばにいてくれてじっと目を見てまたなって言ってくれて、例え考え無しの行動だとしても、その存在に本当に救われているのだと知った。 わたしはその分何かを返せて…

5年も前からずっといまのわたしと同じ感情を抱いているきみが、耐えるしか方法はないなんて言わないでよ 聞きたくない

かみさまどうしたらわたしのことゆるしてくれるのもうこれいじょうみせつけないでくださいこんなことでしにたいきぶんなんかになりたくないですかみさまかみさまいじわるだかみさまわたしをどうしたいんだ

いつからだろう、わたしの好いている人間は本当はみんなで口裏合わせてわたしを壮大な罠にかけているのではないかとふとした時に思うようになった。 いつも一緒のあの子もお兄ちゃんみたいなあの人もお姉ちゃんみたいなあの人も、わたしを散々浮かばせて喜ば…

ある人は答えはひとつだけじゃないんだよと歌い、またある人は答えなどひとつもないと歌い、だけどわたしはいつだって正解が欲しい。 ひとつひとつの行為や事象に対して、絶対的な正解が。

わたしもあのひともいつかはあの男の子のことなんか忘れるんだろう。 だったら、あんなに楽しかった、あのおんなのひとと一緒に過ごした日々のほうを大事にするべきだと思い立って、次の駅まで息を止め続けられたら大丈夫だというまたいつもの無意味なジンク…

何が正解なのかわからない。 好きになったのは間違いなの? 付き合ったのは間違いなの? 咎めたのは間違いなの? 知らないふりして黙っていたのは間違いなの? 優しさだと思ってしたことは間違いなの? 手を振り払ったのは間違いなの? もうきらいだと嘘をつ…

秋だし夜だし寒いし切ないからマフラーぐるぐる巻きにしたりなんかしてみたら余計に切なくなったりしたのでわたしは切なくてぎゅっとする。 服にあの匂いが残ってるので思い出に溺れながら夜明け前の街を歩いてみるけど誰もいなくて余計に切ないや。 もうあ…

何度か一緒に歩いた道で触れられない人をただ思う。 指の仕組みだとか頭を撫ぜながら見せてくれたわたしを愛しむ優しい顔だとか咽せ返るようなあの匂いだとか。 それでも朝がやってくるから確かめるように夜な夜な街を彷徨い泳ぐんです。 ああだけどわたしを…

それはわたしが話し下手だからというのもあるのだろう。 だけどあの金色の夜に現れた赤いドレスの二次元のひとのことを、あの楽しさをおもしろさを壮大さを誰かに伝えようとしても、笑顔の粒だけがわたしの心の中に残ってしまって、からっぽな言葉だけが口か…

かなしみとかショックとか、わかんない、あきらめに似た笑いがこみあげてくるくらいだけど、やっぱり笑えないや。 きみの幸せが免罪符だとか早く先にいってだとか言ってたくせに、ね。 きみのにおい。 きみのうしろを通ったときに香るきみのまわりの空気。気…

あの子がわたしに与える唯一の悪い影響といえば、こうして一緒にいたあとには必ずわたしをからっぽにさせるということ。

本当につらいときに救いを求めたり頼ったり、わたしの分身で最大の憧れの存在であるきみがわたしを必要としてくれることに喜びを感じてしまうから、もしかしたらわたしにとってきみの不幸や悲しみは蜜の味みたいなもんなんじゃないかとか残酷なことを考えて…

もういいよ。 考えたり気配を感じたり探したり夢に出てきたり、疲れた。 早く先にいってよ。 それを見せつけてよ。 寂しいなんて言わないから、わたしにお似合いの結末の中で楽しそうにしててよ。