2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

漸う気持ちの整理がついて、幾分か諦めも抱けて、このまま穏やかに暮らせたらと思うけれど、タイミングというものは悪い様につくられているみたいで、恐らく近々わたしは再び揺れることになるのだろう。 あの映画のあの美しい女の様に、「愛しているふりだけ…

さよなら。 さよならわたしの太陽。 今年もこの日に泣きたくなっているわたしを忘れないで。 年々少女性を失って、穢くなってゆくわたしを。 最後の夕暮れ。 神様は、わたしの好きな色で世界を染めた。 年を重ねることをやめられたら、どれだけ美しいだろう。

私はもう、少女ではないのに。 誕生日が巡り巡ったって一人歩きで成長していくのは体という容器と年齢という括りばかり、精神は未だに十四の頃のまま球体世界に籠もっている。 失われた少女性をひたすら求め、果ては胎内回帰。 誕生日がきたって何が変わるわ…

いくつものいやな予感が、現実となっている。 最近のうんざりするほど退屈なやり取りは、全てこのためにあったのか。 「他の子を好きなただの友達だったらよかったのにって、友達だったらよかったのにって、そう思ったんだ」。 きっと私を大切にしてくれるだ…

晴天、風強く。 植物の胞子かなにかが、太陽光を受けて黄色く光りながら浮遊していて。 会いたくもないのに鳴り止まない携帯。 高木正勝の音楽のむこうから、子供の声が聴こえる。 大切な人達は、みんな誰かのものになってしまった。 私には何もないの。か。…

七夕は、七月七日という日は、私にとってずっと切ない日であったけれど、きっと今年からは忌むべき日になるのだろう。 見つからないのか。 もう二度と会えないのか。 そもそも生きているのか。 いい加減捨てられたという事実を受け入れなきゃいけないのに、…

「君は、人は裏切るって言ったけど、私は君のことがとても好きなので、『絶対』って言葉の重みは知ってるから易々と使いたくないけれど、『もしも』とか『きっと』っていう温い言葉が許されるなら、ずっと君のことが好きで私は先天的にあなたのことを裏切ら…