いくつものいやな予感が、現実となっている。
最近のうんざりするほど退屈なやり取りは、全てこのためにあったのか。
「他の子を好きなただの友達だったらよかったのにって、友達だったらよかったのにって、そう思ったんだ」。


きっと私を大切にしてくれるだろう人を、大切に思い返せないのはどうして。
差し出された手を振り払って、独りで馬鹿みたいに苦しんで、旅立ちの歌を口ずさんでいるのは。


私はただ、可哀相な私が好きなだけなのか。
そんなのどうしようもない、無限ループの自慰行為なだけなのに。


わたしはつよいこわたしはつよいこわたしはつよいこ。
目を閉じて三回唱えたら、背筋伸ばして歩いていける。