夜通し泣き通したり泣き通さなかったりみのるくんのメールも返せなかったり笑っちゃうような夢を見たり苦しかったり、それでも今日がやってきて、そしたらもう、なんでもよくなった。
どうでもいい。
わたしはあのこが好きだ。
だけどあのこはわたしが過去にいちばん信用していた人を選んだのかもしれない。
彼女もまた、あの先輩みたいに、わたしに言わないだけで本当はずっとあのこが好きだったのかもしれない。
本当は何もないのかもしれない。
だけどあのこはわたしが捨てた。だからもう追いかけてはいけないんだ。
好きと口にすることも思うことも全部許されてはいけないんだ。
くだらない。恋だの愛だので悩みたくない。
他人に無関心でいたい。あらゆる事象にも。
死にたいなんて阿呆くさいこと言わないけど、じゃあ何の感情も抱きたくない。
だけど死んだら、あのこは後悔してくれるかな。
きみがわたしのためにちょっとでも泣いてくれるなら、わたしにしたひどいこと全部思い出して泣いてくれるなら、わたしのほっぺたの感触や頭の形や指の仕組みを思い出して泣いてくれるのなら、それもまたいいかななんて思うけど、言ったそばから恋だの愛だのに振り回されてるわたしは馬鹿だ。
もう言うのは最後。
ただの執着だけど、愛してるよ。ずっと拘るよ。
くだらないね。
こんな風に考えることも、いま涙を流してることも。