現実を突き付けられた気がする。
ジェットコースターが落ちる前のような浮遊感が治まらなくて。
いつもの悪い癖。指先に力が余るような。
虚無感が押し寄せてきて涙も出ない。
伸ばしかけの髪すらも鬱陶しく感じる。
好きなはずのカフェラテすらも不味く感じる。
明日や明後日のことなんて考えずに、今だけの快楽を求めて生きていきたいのに。
助けてなんて言わないから、誰かにどこか遠くへ攫ってほしい。
自分を消せないなら、その先で世界ごと消し去ってとろとろ眠っていたい。
眼を瞑ったら、眩暈がした。
どうしていつもこうなんだろう。