2008-06-29 ■ 暗い通りを遠くから光を溢れさせて走ってくるのも、乗っているひとたちの暗く沈んだ顔も、白くて安っぽい電気のあかりも、窓ガラスの曇りと雨粒も、それを通して見るぼやけた世界も。 ただひとつ鼻をつくようなこもったにおいを除けば、わたしは雨の日の夜のバスがいっとうすきなんです。