このまま電車乗り継いでどこかとおくへ行って、みんなのまえから姿を消して、そうして風来坊になってしまいたいよ。
わたしが消えたらさあ、そしたらさあ、いままでわたしにしたひどいこと全部思い出して、わたしのいない世界の中でぽとりとなみだを流すといいよ。


でもまだいかないよ。
あしたあたりには、鳥のようなおんなのこからのお荷物が届くみたいだから。