さしてよくも知らないおとこのこに対して、わたしのものにならないかなあなんて考えている。
好奇心なのか、憧れなのか、秋の予感と共に会いに行きたいけど、いまのこんな、弱くて醜いわたしでは、まだ、いやだ。
あのひとは、わたしがこんなふうに思っているなんてこれっぽっちも知らない。
知らないまま終わってしまうのかもしれない。