父親の愛していた(であろう)映画監督の作品を観た。
ところどころ眠ってしまったというのにいい映画だと感じたのは、共感への固執だろうか。
母親からのメールに刺々しさを感じる。
なにも言っていないのに知られたのかと怯える。
馬鹿馬鹿しい。
帰りたくない。
帰る場所なんてあるのか。
物質としてではない、精神として。
浮遊する肉体。
渋谷のセガフレード、午後十時半。