2008-07-20から1日間の記事一覧

こんな夏の夕暮れには、薄暗い部屋の中でだらしのないおとこのことシーツにくるまって蝉の鳴き声でも聞いていたいよ。 そうして、眠りの世界との境界線をうやむやにしながら、くだらない話をしてくすくす笑うの。

ふいに寂しさが襲ってきてだれかに救いを求めたくなるけれど、もう離れてしまったひと、まだそこまでの関係にもなっていないひと、どちらかしかいなくて、湧き上がる衝動を必死に体内に抑えこむ。 ひとりは、こわい。 頭を撫ぜられなくなってから、もうどれ…