夜の街で家々から漂ってくる晩御飯のあの匂いほどしあわせなものはないと思うの。 その匂いのするあたたかな光の灯った家に帰ってゆく人々も。
音のない夜の街を歩くと、途端に自分が小さくなった気がする。 増大した闇がわたしをすっぽり包みこむ。 このままどっか行っちゃいたいな。 だれも知らないとこに、だれも知らないうちに。
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